側弯症ママのドタバタフリーランス生活

中2で特発性脊柱側弯症になり20歳で手術、術後11年目。5歳の女の子のママでフリーライターをやってます。

側弯症は整体やヨガでは治らないと、多くの患者が言っているのを信じてください

側弯症を調べると、どんな検索キーワードであっても出てくる整体のウェブサイト。
側弯症を患ってしまった方の多くが、一度は「側弯症は整体で治るのかな?」と考えたはずです。
何を隠そう、私もその一人。
というか、当時は中学生なので、私というよりも母が調べてくれたのですが。

でも、最初に言っておきます。
「側弯症の治療のために整体・ヨガ・鍼・マッサージに通うのはやめてください!」

整体で治ると信じている方が見れば、ムッとされるかもしれませんが、こればかりはムッとされても言い続けたいと思います。

なぜなら、側弯症が整体やマッサージ、運動療法、ヨガなどで治ることが科学的&医学的に証明されていないだけでなく、それらを信じて治療を行った患者の多くが、急激に側弯が進行するなど、改善どころか悪化を経験しているからです。

実際に私も整体へ通い、(本当ならば最初の段階で整体師は治療を断るべきなのでしょうが)「まっすぐになるよ」「大丈夫」「時間はかかるよ」という言葉を信じながら通った結果、急激に進行し、手術でしか治療できないと言われる角度(当時は45度以上)になりました。(そこからの進行は、コルセットをしなかった時期があったので、自分のせいだと思ってます)

このような事例は私だけではなく、現在Twitterを介してやりとりしている方なども同じような経験をしていますし、ネット上で探せば、さらに悲惨なケースがいくつもあります。

何年か通い、130度を超えてはじめて整体ではダメだと気づき 、整形外科へ行ったところ、「このままでは内臓が押しつぶされたりして最悪死に至る」と怒られた、というエピソードも目にしました。


そんなの調べればわかるし、なんでわざわざ整体にハマったりしてしまうのか・・・・・・。そう思われる方もいらっしゃるでしょう。
長くなるので、そのことについてはまた後日、ゆっくり書きたいと思います。側弯症のことをブログにしようとすると、どうしてもこの話題だけは避けられないですね。自身の身の上に起きた悲劇なだけに、他の方に同じ思いをしてほしくない、という思いは強いです。

私は医療従事者ではありませんし、東洋医学にも明るくありませんので、医学的なことは言えません。あくまで患者目線での思考ということで読んでいただけたらなあ、と思いますが、言うべきことは言っておかねば。という感じですね。

このブログ以外にも、側弯症患者の会などのサイトや学会HPなどを見れば、はっきり書いてありますし、他の側弯症の方のブログやSNSでも「整体で側弯症は治らない」という言葉が散見されます。

実際に少しでも効果があるものならば、こんなに「危険」「行っちゃダメ」「治らない」などの口コミばかり出てきません。

今のところ、残念ですが、西洋医学(つまり、装具治療もしくは手術での治療)しか方法はありません。そこは、私としてもとても悔しいことですが、いさぎよく諦める、とか覚悟を決める、しかないのではないでしょうか。

 

経過観察で済むはずだった側弯が、整体に通ったがために急に進行し、装具治療・手術が必要になってしまった・・・・・・・と言う方は本当に多いですよ。

残念なこと。
だからこそ、どうにかしたい。

整体・整骨院・ヨガ・鍼灸院などのHPが、以前にも増して大々的に側弯症治療を謳っていて、とても怖いなと思います。
まあ、側弯治療となると、患者も本気(必死)だし、長期治療になるし、オイシイ案件ではあるんですよね。それはわかります。ビジネス的に。